save animal life 小さな命を救いたい

save animal life 小さな命を救いたい

モスクワ

機内では、スチュワードさんに
食事のサービスの際「スパシーバ!(ありがとう)」と
言ったものの、無視をされる・・・。
私の発音が悪かったのか・・??それとも、スチュワートさんが
無愛想なのか・・??ロシア人は無愛想??と一抹の不安を
抱きながらも、モスクワ空港に降り立った・・。

国際空港とは思えない、閑散とした牢獄のような
空港に、またもや不安にさせられる。
予定では、迎えが来ているはずなのだけれど・・・。

入国審査を終え、到着ターミナルに出た。
何だか「灰色」というイメージ通りのだった・・。
全体的に暗い。そして、タクシー運転手の声かけ。
彼らをかわしながら、迎えの人を探す。
しかし・・・・、私の名前が入ったプレートを持っている人が
どこを探してもいない。
焦った。どうしていいものやら・・・。
タクシーに女一人乗るのは危険すぎるだろう。
仕方がないので、しばらくその場で待ってみることにした。

20分ほど経ったころであろうか。
別の日本人を迎え入れにきたロシア人男性に声をかけられる。
ジーンズに黒の皮ジャンという格好は
見るからにアヤシイ・・・。
「何??この人は?」と思っていると
どうやら、私が参加したプログラムを運営している会社の
ロシア人スタッフらしい。
「本当なのだろうか?」少々疑惑を持ったが
そのスタッフロシア人が探している女性がいないから
代わりに私を、列車の駅まで案内してくれる と言うではないか?
「え~、そんないい加減なことでいいの?」と
思いながらも、タクシーの運転手に駅まで行ってもらうよりは
この人を信じた方がまだいいかも・・と思い
お願いすることにした。

案内された車はまさに「ポンコツ車」
日本ではとっくにお払い箱になっているだろう、と
思われるものだった。
ガタガタ道を揺られ
モスクワの中心にある
ペテルブルグ行きの列車が運行している駅まで
何とか辿り着くことが出来た。

しかし、そのロシア人スタッフは
私を駅まで送り届けると、さっさと帰ってしまうではないか。
「どの列車に乗ればいいとか、そういうこと
おしえてくれないわけ?」
そうは思っても、ロシア語で言えない。
英語も通じない。

仕方がなく、駅の構内に入り
自分で列車を探すことになったのだが
ペテルブルグ行きの列車が出発するまで
どうやら1時間以上待たなくてはならないようだ

駅構内には、内陸系の人や明らかにロシア人ではなさそうな
外国人旅行者など多種多様な人たちで溢れていた
ロシア語も通じない上に、たくさんの人たちの中で
過ごさなくてはならない。
スリや盗難に気をつけなくては・・と気を引き締め
柱にもたれかかって、もちろん荷物はしっかり
守りながら必死で頑張った。心細かったけど・・

バック
ネクスト




© Rakuten Group, Inc.